体についた脂肪を気にされている方は、年々増えてきています。
ダイエットは長期戦、手術で脂肪を取り除くには少々怖気づいてしまうといった方達に最近注目を集めているのが、メソセラピー(脂肪溶解注射)です。
メソセラピーは、体にメスを入れずに、脂肪が気になる場所に薬を注射するだけの治療法です。
たったこれだけで脂肪が取れてしまうなんて、信じられない方のほうが多いでしょう。
今日はこのメソセラピーについて、まとめていきたいと思います。
メソセラピー(脂肪溶解注射)とはどんな施術?
メソセラピーは、大豆に含まれるレシチンという成分から作られた薬剤を、各医療機関独自のブレンド方式を用いて、気になる脂肪層に直接注射する施術方法です。
大豆ではなく、クルミなどの他の植物由来成分からできている薬剤を用いている医療機関もあります。
1回の施術は、15分前後で終了します。
注射した部分の代謝が促進されて、脂肪が溶けて小さくなり、引き締め効果を発揮し、痩身へとつなげます。
溶けた脂肪や薬剤は、汗や尿などとして体の外に排出されます。
メソセラピー(脂肪溶解注射)の施術でおすすめのクリニック2019
品川美容外科
品川美容外科のメソセラピーは、エバースリムと呼ばれており、大豆ではなくクルミの成分からできた薬剤を用いて施術します。
メソセラピーの施術だけではなく、医師による個別のスリム・プログラムと呼ばれるオリジナルの痩身プログラムが用意されています。
メソセラピーはリバウンドがないと言われていますが、一度スリムになった体型をそのままキープできるように、内臓脂肪に働きかけるこのプログラムは非常に評判となっています。
食欲抑制薬や脂肪吸収抑制薬が処方される場合があります。
湘南美容クリニック
湘南美容クリニックのメソセラピーは、MITI(マイティ)と呼ばれています。
脂肪細胞を包んでいる細胞膜そのものを溶かすので、脂肪細胞自体の存在を消して無くしてしまいます。
かなり強力な脂肪溶解作用があることから、施術後の炎症反応が強く出ないかと心配になりますが、注射成分に抗炎症作用が含まれているので、炎症はさほど強く出ないと言われています。
多少生じると予想される筋肉痛のような痛みも、1~2日を過ぎると気にならなくなるとのことです。
大宮中央クリニック
JR、東武野田線共通 大宮駅から徒歩2分というアクセスの良さから、地元の方以外にも全国から施術希望者が通院しているクリニックです。
土日祝日含めて年中無休で診察しています。
メソセラピーの施術技術は一般的な医療機関で行われているものと同様ですが、27年の豊富な治療実績と、医師による治療方針や治療方法の詳細な説明、24時間電話対応可能な診療体制、プライバシーを厳守した無料カウンセリングなど、施術前後のフォロー体制は充実しています。
銀座よしえクリニック
その月によって様々な優待情報を案内しており、ホームページやパンフレットに掲載することを条件とした症例モニターも募集しています。
メソセラピーにて部分痩せが実現した後も、代謝を上げて脂肪を体外へ排出することの必要性から、クリニック独自の脂肪燃焼コースと呼ばれる治療法を併用することが推奨されています。
この脂肪燃焼コースとは、体を温めながらセルライトや皮下脂肪を分解して、EMSで筋肉を動かすことでリバウンドしにくい体を作り上げていくものです。
もとび美容外科クリニック
アクセスのよい西新宿にあります。
院長は、美容整形で50,000件以上の実績がある実力派で、美容に関する学会やセミナーに積極的に参加し、常に最新の知識を持っています。
湘南美容クリニック同様にMITYを用いて、確かな施術で効果的なメソセラピーを可能にします。
施術費用には、通常費用のほかにモニター価格も設定されています。
メソセラピーが可能な部分の中でも、特に小顔治療に力を入れていますので、お顔に力を入れたメソセラピーをご希望の方におすすめのクリニックです。
聖心美容クリニック
聖心美容クリニックで用いられているメソセラピーは、FatX(ファットエックス)と呼ばれるものです。
一度除去された脂肪細胞は再生せずにコラーゲンに替わるので、新たな脂肪ができるのを防ぐだけではなく、施術部位に生じがちな皮膚のたるみを予防します。
部分痩せが実現するのは嬉しいですが、そのぶん皮膚がたるまないかとお悩みの方は多いと思いますが、その心配は不要です。
たるみのない皮膚は、弾力を持つ皮膚へと生まれ変わります。
メソセラピー(脂肪溶解注射)の値段・費用の平均はいくら?
メソセラピーの施術料金は、施術する部位や施術前の脂肪のつき具合、どれくらいの痩身効果を希望されるかや施術回数によっても違いがあります。
そして、保険適用外でもあることや、使う薬剤は医療機関によって独自にブレンドするので、値段に差が出やすいのです。
薬剤を1本単位で値段設定をしている医療施設もあれば、1㏄単位で値段設定をしている医療施設もあります。
平均的には、1本で10,000~30,000円前後とばらつきが多く、1㏄では3,000~5,000円ほどのようです。
一般的に、1本で手のひらサイズ程度の範囲の施術が可能です。
個人差はありますが、1回あたりの必要な量は、太ももで150~300㏄、二の腕で100~300㏄、下腹部で100㏄前後、腹部全体から腰部にかけて250~300㏄、ブラ下で120~150㏄ほどを目安とするとよいでしょう。
これらの金額が、1コースの施術に対して3~5回必要となります。
この中で、メソセラピーで使う薬剤の量がいちばん少ないブラ下を1コース施行した場合、費用は平均して30万前後、腹部や太ももを1コース施行した場合、費用は平均して60~70万前後かかります。
メソセラピー(脂肪溶解注射)の安全性と効果とは?
メソセラピーは原則麻酔を使わず、とっても細い注射針を使っての治療です。
冷却しながら行うのでチクリとした我慢できる程度の痛みで済みますし、痛みに弱い方には軽めの麻酔を使うところもあります。
針を使う以上、その日の体調やその人の体質によっては多少の内出血跡が出てしまう方もいますが、数日以内に皮膚に吸収されます。
また、脂肪が小さくなる過程で多少の筋肉痛を生じる場合がありますが、数日で落ち着きます。
脂肪吸引とは異なった施術方法ですので、腫れや痛み、しこりなどのトラブルを生じる可能性も限りなく低くなっています。
用いる薬剤も大豆由来のものですので、安全性は高いことが分かっています。
施術後、平均して3日ほどで部分的な痩せ効果を実感される方が多いです。
施術する場所によって多少の違いはありますが、1回の治療に3~5回の施術が必要で、次の施術まで1~4週間の間隔を空ける必要があります。
血液やリンパ液の流れが活発となることから、セルライトができにくくなります。
ここで周知しておきたいことがあります。
一般的なメソセラピーに用いられている薬剤は、植物の大豆由来です。
よって、大豆アレルギーのある方は原則施術を受けることができません。
大豆アレルギーの方がメソセラピーを受けられると、施術部位に赤みやかゆみが広がったり、場合によっては呼吸困難などの生命の危機に陥ることがあります。
しかし、その医療機関によっては、同じ植物由来でも大豆ではなくクルミなど他の成分を用いているところもありますので、アレルギー体質の方は事前にどのような成分を使っているかを確認しましょう。
メソセラピー(脂肪溶解注射)の副作用とリバウンドについて
日本以上にメソセラピーの実績数が多いヨーロッパはもちろんのこと、日本国内においてもメソセラピーの施術後に重大な副作用を生じたという報告はありません。
もちろん、これは信頼できる医療機関において熟練した医師による施術と、豊富な知識を持つ医療スタッフのもとで行われた場合ですので、事前にしっかりと情報収集をして納得のいく医療機関を選ぶ必要があります。
脂肪そのものを溶かして小さくするので、リバウンドの可能性はありません。
まとめ
メソセラピーは、体にキズをつけずに部分的な痩身効果が期待できることから、注目を集めています。
脂肪溶解成分のある薬剤を注射することで、気になる部分の脂肪を減らすことができます。
メソセラピーの施術方法やおすすめのクリニック、メソセラピーの安全性や効果、副作用やリバウンドの有無、かかる費用などについてまとめました。